トップページへ  チョウ・ガ・トンボ類へ 甲虫・バッタ類へ  ハチ・ハエ・カメムシ類へ

ミツクリヒゲナガハナバチ        

コシブトハナバチ科
体長雌9mm,雄7〜8mm。
写真の個体は雌ですが,後脚の脛節に刷毛(はけ)がよく発達しています。捕まえてみると,ここにたくさんの花粉がついていました。
雄ではこの刷毛はあまり発達しません。代わりの特徴として触角が雌の2倍ほどの長さになります。
ニッポンヒゲナガハナバチによく似ていますが,本種の方が一回り小さく,出現時期がニッポンヒゲナガハナバチが3〜7月であるのに対して,本種は8〜11月と明確に分かれています。

コウヤボウキやハギの仲間の花を訪れるそうですが,今回はヤマハギに来ている所を見つけました。

本州・四国・九州・種子島・屋久島に分布し,広島県でも広い範囲で確認されていますが,ニッポンヒゲナガハナバチに比べると記録は少ないようです。

写真は上2022/09/22志田原
他は同日採集した個体を自宅にて撮影