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オオヤマトンボ         

エゾトンボ科
腹長55〜66mm,後翅長50〜54mm。
体は金属緑色で黄色の斑紋があります。オニヤンマよりは小さいですが,ギンヤンマより大きくて,ヤンマ科の仲間だと思ってしまいますが,科は違うようです。よく似た種にキイロヤマトンボとコヤマトンボという種がありますが,それらの種との分類の決め手はオオヤマトンボの前翅の三角室には横脈があるのに他の種にはないところです(下段写真の赤い矢印)。
平地の抽水植物が茂る池沼・休耕田・溝川などに生息します。
夜明け前とたそがれ時によく活動しますが,低温時には日中にもよく活動するそうです。
北海道から沖縄まで分布していますが,特にため池の多い瀬戸内海沿岸地域ではいたるところで見られるそうです。したがって広島県では広い範囲に生息していますが,オニヤンマだと思いこんでいるかもしれませんね。
写真は2022/05/14猪之子(上池)
毘治屋の谷本頼保さんから提供していただきました。