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ヒメウコンエダシャク                

シャクガ科
シャクガ科
前翅長13〜16mm。
虫に食われた(あるいは破れた)木の葉が黄色く色づいたようです。擬態なのでしょうね。
雄の前翅の基部に透明な刻孔と呼ばれる部分があります。
ウコンエダシャクという,本種にそっくりな種がいますが,本種とは前翅の後縁にある褐色の斑紋の様子が違います。ウコンエダシャクでは内側の紋が大きいのに対して本種では外側の方が大きくなっています。
本州・四国・九州・対馬に分布していますが,広島県昆虫誌には広島市と廿日市市での記録しかありません。同定に間違いなければ,福山市ではこれが初記録かもしれません。

写真はいずれも2022/08/13彦山
    
前翅長13〜17mm。
上のヒメウコンエダシャクと同じではないかと思ってしまいますが,この下段の赤丸で囲った部分を見てください。内側の褐色紋の方が大きく見えます。この点でこちらはウコンエダシャクだと判断しました。

ダンコウバイ,タブノキ,シロダモなどクスノキ科植物を食草とします。

北海道・本州・四国・九州・屋久島に分布しており,広島県でも広い範囲で記録されています。

写真はいずれも2022/08/13彦山
    

ウコンエダシャク