トップページへ

 瀬戸町の藻類へ

シアノバクテリアの仲間  

シアノバクテリア

ユレモの仲間?」のページでコンクリート壁の黒いしみのようなものがシアノバクテリアだたことを書いていますが,今回違う種類のシアノバクテリアを見つけたので紹介します。

「ユレモの仲間?」と同じようにコンクリート壁面に生えていたのですが,ゴツゴツしていました。

自宅に持ち帰り水に漬けてみると,3段目のように緑色が出てきたので藻類だろうと予想することができました。

押しつぶして顕微鏡で観察してみると,4段目のように,たくさんの小さい細胞が見えました。赤っぽい細胞が直径8μm程度で,青緑色の細胞は5μmほどしかありません。おそらくシアノバクテリアでしょう。

青緑色の細胞は数個が透明な膜で包まれたものと,包まれていないものは別種の可能性があります。また「ユレモの仲間?」でみたような糸状のものもありました。よって少なくとも3〜4種類のシアノバクテリアが集まって黒いしみを作っていたようです。

写真は1,2段目2023/02/23東公園