ア オ コ
富栄養化した湖沼の表面に発生する青緑色のプランクトンの集団(上段)をアオコといいます。 これをすくい取り,顕微鏡で観察したところ,数種類のシアノバクテリアの集まりであることが分かりました(下段)。 数珠状につながったものはイシクラゲを作るネンジュモの仲間だと思われますが,他の種類は分かりません。 いずれの細胞も1個の径は約5μm(5/1000mm)程度です。 通常水温の高い夏に発生します。このプランクトンが死んで分解される際に,水中の酸素が消費されて溶存酸素が少なくなり,魚が酸欠で死ぬことがあるので問題です。今回は見つけたのが10月末であり,この年の高温がいかに長引いたかが分かります。 写真は上2023/10/30一番組,下同日顕微鏡で撮影。 |
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