トップページへ

 瀬戸町の藻類へ

イシクラゲ(ネンジュモ)  

シアノバクテリア
この,公園や畑の隅によく見られるワカメみたいなものはイシクラゲという和名をもつシアノバクテリア(ラン藻類)です。ランは「藍」のことで青っぽい藻類という意味です。細菌と同じように核膜をもたない原始的な生物なので,近年は「青い細菌」という意味のシアノバクテリアと呼ばれます。細菌ですが,色素を持っていて光合成ができます。
これを押しつぶして顕微鏡で見ると,下段のように,仏教で使う数珠(じゅず)のような形につながった小さい細胞が見えます。このためネンジュモ(念珠藻)という呼び方もあります。
乾燥すると海苔巻きの海苔のような感じに乾きます。戻して食べることができるそうですが,私はまだ食べたことがありません。
写真は上2019/07/20高浦
下2023/03/03自宅にて