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ヤブソテツ    

オシダ科
常緑性の中型のシダ。
葉柄は10〜30cm,わら色で基部に鱗片が密につきます。
葉身は頂羽片(てっぺんの小さい葉)がはっきりしている単羽状複生,長さは80cmに達することもあります。幅も20cmになる個体もあります。側羽片は15〜30対,広披針形〜狭長楕円形,幅3cm以下。鎌状で先端は細くとがります。
表面にオニヤブソテツのようなつやはありません。
胞子嚢群は葉の裏一面に散在します。胞子嚢を包む包膜は灰白色です。
東北地方中部以南の本州・四国・九州に分布しており,山地から村落の路傍まで普通にみられます。
瀬戸町では,山に入るとどこにでも生えています。
本種の変種にヤマヤブソテツがあります。本種より羽片の数が少なく(20対以下),幅が広い(4cm),包膜が1.4mmと大型,などが見分け方になっているそうです。瀬戸町ではまだ確認していませんが,広島県内に普通にあるようですから,いずれ見つかると思います。 
写真は,いずれも2013/05/05
一番組