オニヤブソテツ
常緑性の中型のシダ。 葉柄は10〜40cm,わら色で基部に鱗片が密につきます。 葉身は頂羽片(てっぺんの小さい葉)がはっきりしている単羽状複生,長さは15〜60cm,幅15〜15cm。側羽片は7〜18対あり,卵状長楕円形,鎌状で先端は細くとがります。 表面はつやがあって,てかって見えます。 胞子嚢群は葉の裏一面に散在します。胞子嚢を包む包膜の中心部が黒いのは本種の特徴です。 北海道南部から沖縄まで分布し,海岸近くに生えます。暖地では内陸まで生えることも多く,低地の日当たりの良い所に多く見られます。 瀬戸町でも市街地に近いところの石垣の間などに生えているのを見かけます。 写真は,いずれも2013/04/13高浦 |
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