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イヌケホシダ    


暖地の路傍に見られる常緑性のシダ。
溝の石垣に生えていました。

葉柄は長さ10~30cm。わら色で有毛。基部は暗色で密に鱗片があります。
葉身は長さ25~40cm,幅7~15cm。広披針形で中央部が幅広く,上下両方へ向けしだいに狭くなります。「ホシダ」という名前がつくように,先端が細く伸びますが,本物のホシダのように頂羽片状にはなりません。

胞子嚢群は裂片(小羽片)の辺縁と中肋の中間につき,包膜は円腎形で,密に毛があります。

本州・四国・九州・沖縄に分布しており,広島県では沿岸部,島しょ部に多いようです。

写真はいずれも
2025/01/14高浦
    
ヒメシダ科