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タベサナエ   

サナエトンボ科

腹長30〜34mm,後翅長28mm内外。
フタスジサナエとよく似ていますが,胸側部の黒い筋が1本であること,胸前面に前肩条と呼ばれる黄色い筋がないことなどからタベサナエと判断しました。

静岡県以西の本州,四国,九州に分布し,平地や丘陵地の流れの緩やかな浅い小川や抽水植物が茂る浅い池沼など流水域と市水域の両方に生息します。

広島県でもほぼ全県下で確認されています。

成虫は3月中旬〜6月上旬に出現し,特に4月〜5月に多いようです。

写真はいずれも2019/04/13志田原  
  

腹長31〜37mm,後翅長23〜29mm内外。

上記のタベサナエととても似ていますが,胸前面に前肩条と呼ばれる黄色い筋があります。また雄では尾部上付属器に突起があります。以上のことから,本種はオグマサナエであろうと判断しました。

静岡・岐阜・福井県より西の本州・四国九州に分布するそうですが,広島県では庄原市と福山市からしか記録がありません。

主に平野部の開放的でやや水深のある池沼に生息するそうです。

成虫は4月中旬〜6月下旬に出現し,5月頃に多いようです。

写真はいずれも2019/05/06志田原  
  
サナエトンボ科

オグマサナエ