オナガアゲハ
大型のチョウ。 クロアゲハやジャコウアゲハとよく似ています。今回は,後ばねの尾状突起の長さと形,および赤い弦月形の赤斑の数などから,オナガアゲハとしました。写真は雌で,雄なら後ばねに大きな白斑があるのでもっと見分けやすいと思います。 北海道から九州まで分布し,主に丘陵地〜山地の渓流沿いで見られます。 広島県では,中国山地内の渓谷や林道では普通に見られるそうですが,沿岸部ではまれとされています。 幼虫の食草はイヌザンショウ,サンショウ,カラスザンショウ,コクサギなどのミカン科植物で,コクサギ以外は瀬戸町内に普通にあるので本種が生息していても何も不思議はありません。 成虫はツツジ類やクサギ,アザミ類など各種の花を訪れます。 写真は2013/06/16彦山 |