トップページへ  チョウ・ガ・トンボ類へ 甲虫・バッタ類へ  ハチ・ハエ・カメムシ類へ

エサキモンキツノカメムシ    

ツノカメムシ科
体長11〜13mm。
体色は黄緑色で褐色の翅が生えています。前胸背の側角(肩の部分)は刺上に強く突出しています。
小楯板の上に大きな黄色いハート形があります。下のモンキツノカメムシとよく似ていますが,この紋の形が違い違います。

ミズキ・ハゼノキ・コシアブラなどの葉上で発見されるということですが,今回はクマノミズキの葉にとまっていました。

本州・四国・九州に分布し,広島県では広い範囲に生息しているようです。

写真はいずれも2022/07/10彦山    

ベニモンツノカメムシ    

ツノカメムシ科
体長11.5〜14.5mm。
体色は緑色で褐色の翅が生えています。上のエサキモンキツノカメムシと非常によく似ていますが,小楯板の上に大きな黄色い紋が三角形で中央部の切れ込みがありません。

山地のミズキ・ヒサカキなどの樹上に生息します。彦山で見つけましたが,ミズキの代わりに,クマノミズキが生えており,ヒサカキはたくさんあります。

上の種と同様に,本州・四国・九州に分布し,広島県では広い範囲に生息しているようです。

写真はいずれも2019/06/02彦山    

モンキツノカメムシ    

体長10〜12mm。上のモンキツノカメムシと同じ日に見つけたのですが,よく似た感じだったので,同種だと思い込んでしまいました。家に帰って写真を見ると,だいぶ違っており図鑑で調べて別種だとわかりました。
小楯板の三角と,腹部が橙赤色で肢が黄色です。
こちらはウコギ科やセリ科植物を食べるそうです。彦山にはヤブジラミやオヤブジラミなどのセリ科植物が生えています。またウコギ科のタラノキも多い野ですが,これらを食べているのでしょうか。
分布域は北海道・本州・四国・九州で,広島県では山間部を中心に生息しているようで,福山市では初記録かもしれません。

写真はいずれも2019/06/02彦山    
ツノカメムシ科