高さ8〜12mほどになる落葉高木。 本州,四国,九州の丘陵から山地の林内に生えます。広島県では島嶼部から中国山地まで分布しています。 瀬戸町では,彦山とその麓の志田原で見かけます。 葉は対生。枝先に集まってつきます。長さ6〜15cm,幅3〜7cmの卵状長楕円形。先端は尾状に鋭くとがり,基部は広いくさび形,縁は全縁。両面に白く短い伏毛があり,裏面はやや粉白を帯びます。 よく似たミズキは葉が互生で,葉の形がもっと幅広く,広卵形です。 花は6〜7月で枝先に葉より高く散房花序を出し,小さな黄白色の花を密につけます。 果実は核果。直径3〜4mmの球形で7〜10月に紫黒色に熟します。また,この頃には,花序の枝が赤くなって目立ちます。これが果実の存在を知らせるといわれ「二色効果」と呼ばれます。 写真上,中2008/05/27彦山 下2011/09/23志田原 |
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