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ヒメセアカケバエ  

メスアカケバエ   

ケバエ科

ニセアシブトケバエ  


体長8.5~10mm。

雌雄とも頭部は黒色。中胸背の前半部はビロード状黒色ですが,後半部は橙色~赤色を呈します。

写真の個体は雄のようで,雌では頭部が極端に小さくなります。

幼虫は腐植質や獣糞などを食べると図鑑に書いてありますが,成虫が何を食べるかは書いてありません。

分布域は北海道・本州・四国・九州ですが,広島県での記録はさほど多くはなく,福山市では初記録のようです。


写真はいずれも2019/04/27昆治屋
    

トゲナガアシブトケバエ  


体長約8mm。
体は黒く,雄では複眼が赤いという特徴があります。翅も黒いですが,透けては見えます。
脛節に尖った2本の突起があり,外側の方が明らかに大きいという特徴もあります。

手持ちの図鑑には載っておらず,ネット上で最も近い種として見つけました。
「広島県昆虫誌」にも載っていないため,同定を間違えていなければ,広島県初記録となるかもしれませんが,どうでしょうか。

写真上は
2024/04/21志田原
    
 

体長7.5~8mm。

全体黒色,複眼および後頬に生じる褐色毛以外の軟毛はすべて黄色。

雄の翅は透明で,雌では少し黄褐色を帯びます。縁紋は褐色です。

脚の色は変化に富むようですが,腿節は黄~褐色で背面は濃い。前脛節にある,ほぼ同長の内・外棘と特に太い雄の後脚基跗節が他種と明らかに違う点のようです。

本州と九州にきわめて普通に分布しているようですが,広島県での記録は安芸太田町のみです。間違っていなければ福山市では初記録だと思われます。

写真はいずれも2021/03/14高浦
    

ハグロケバエ              


体長11~14mm。

メスアカケバエとほぼ同じ大きさですが雌でも全身真っ黒です。雄はやはり小さく,ハエのような頭をしているようです。

ギシギシの花についていましたが,これを食べているかはわかりません。

上の種同様,分布域は日本各地となっていますが,広島県での記録はさほど多くはありません。福山市では記録されていません。これが初かもしれません。



写真はいずれも2019/04/26高浦
    

体長10~14mm。

名前の通り,雌(上・中段)の胸背部と腹部は淡赤褐色をしています。上のヒメセアカケバエとよく似ていて紛らわしいのですが,こちらがやや大きく,腹部まで赤いので区別できます。

雄(下段)は雌とは全く姿が異なり,知らない人にはとても同種だとは思えません。全体が真っ黒で雌より小形,胸背には光沢があります。また,頭部の形も大分違っており,普通のハエのような形です。

分布域は日本各地となっていますが,広島県での記録はさほど多くはありません。福山市では記録されています。











写真は上・中段2019/04/26(採集は04/25)高浦
下段2021/04/14高浦