ホソオビヒゲナガ
前翅長7〜8mm。雄(上段)の触角は前翅の約2.5倍あります。雌(中段)では約1.5倍ほど長さしかありません。 全体に濃いオリーブ色ですが,前翅の中ほどに白い帯が入ります。またその帯から先は紫色がかり,小さな白い斑紋が見え,先端は細かく裂けたように見えます。 この仲間の特徴である長い触角の理由ですが,自分なりには「雄から雌へのディスプレイに利用している」と推測しています。近縁のクロハネシロヒゲナガが明るいところで飛ぶ様子を見ていると,白い触角がチラチラとよく目立ったからです。 何を食べているかなどの情報がありません。だれか教えてくださいませんか? 今回は雄を志田原から彦山へ登る道の途中で,雌は枠田の山で見つけました。 北海道・本州・四国・九州に分布し,各地に普通とされていますが,広島県での記録は少なく,県東部では初記録の可能性があります。 写真は上,下2020/05/11志田原, 中同日枠田 |
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