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樹木一覧へ

ア セ ビ 

ツツジ科
高さ1〜8mの常緑低木〜小高木。

葉は互生。枝先に集まってつきます。長さ3〜10cm,幅1〜2cmの倒披針形または長楕円形で,先端は鋭くとがり,基部は次第に細くなっています。
茎は灰褐色で縦に裂け目が入り,少しねじれます。
花は2月下旬〜5月,枝先の葉脇から長さ10〜15cmの円錐花序を出し,白い釣り鐘形の花を多数つけます。春先にいち早く美しい花を咲かせるために,庭木としてよく利用されています。
果実は直径5〜6mmの扁球形で上向きにつき,9〜10月に褐色に熟します。

「馬酔木」という字を当て,アシビとも読みます。馬が酔っぱらうかどうかはわかりませんが,有毒だそうで,奈良公園に本種が多いのは,シカが本種を食べないためと言われています。

山形・宮城県から九州までの山地の日当たりのよいところに生えます。
瀬戸町では,山に入れば,ほぼどこででも見ることができます。

写真は上2009/03/11彦山
中・下2011/12/30志田原