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ムラサキシキブの仲間
シソ科
ムラサキシキブ  
高さ3mほどの落葉低木。
葉のふちに細かい鋸歯があり,両面とも無毛で,裏面に淡黄色の腺点があります。
花は6〜8月。葉腋から花序を出し,淡虹紫色の花をつけます。秋には直径約3mmの紫色の果実がつき,これを紫式部にたとえたといわれます。山野の林内や林縁に生えますが,下の2種に比べると瀬戸町では少なめです
写真はいずれも2019/11/01彦山
 コムラサキ
高さ2mほどになる落葉低木。葉のふちの上半部に荒い鋸歯があり,両面とも無毛で,裏面には腺点が多く存在します。
花は7〜8月。葉腋の少し上から花序を出し,淡虹紫色の花をつけます。秋には直径約2mm紫色の果実をつけますが,ムラサキシキブより密につくこともあり,庭に植えられるのはこちらの方が多いそうです。市街地で見られるのははほとんど本種だと思います。
写真はいずれも2008/08/24高浦
 
 ヤブムラサキ
高さ2〜3mの落葉低木
葉は対生でふちには小さい鋸歯があります。表面には微毛が散生し,裏面には白色の星
状毛が密生してあり,触るとビロードのような感触があります。
花は6〜7月。葉腋から花序を出し,淡虹紫色の花をつけます。秋につく果実は上の2種と同じ紫色ですが,やや大きめでつき方がまばらな感じです。また,果実の下部に萼片が残るのも本種の特徴です。瀬戸町内の山で最も普通に見られるのは本種です。
写真は上2008/11/02志田原,下2019/11/01彦山