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リ ョ ウ ブ  

リョウブ科
高さ8〜10mほどになる落葉小高木。
北海道南部から九州までの,丘陵や山地の尾根など,乾いた落葉樹林内に多いようです。
瀬戸町では,山に入れば,どこにでも生えています。
葉は互生で枝先に集まってつきます。長さ6〜15cm,幅2〜7cmの倒卵状長楕円形。先端は短くとがり,基部はくさび形,縁には鋭くとがった鋸歯があります。表面は無毛ですが,裏面の主脈には荒い毛が生え側脈の基部には軟毛が生えています。
花は6〜8月。枝先から長さ10〜20cmの総状花序を数個出し,白い花を多数つけます。
果実は直径3〜4mmの平たい球形で毛が密生しています。
樹皮は薄片になってはがれ,まだら模様になっているものが多いのですが,はがれ落ちないものもあります。
この樹皮が美しいため,床柱として利用していたようですが,近年は床柱そのものが建築から減り,需要はなくなってきているようです。

写真は上2008/05/06
中2009/07/24
下2012/01/08 
いずれも彦山