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ゴ ン ズ イ   

ミツバウツギ科

高さ3〜5mになる落葉小高木。
日当たりの良い、やや乾燥した雑木林の林縁に生えるとあります。
P戸町では彦山と枠田で見つけていますが、ごく少数です。

葉は対生。長さ10〜30cmの奇数羽状複葉、2〜5対の照葉があります。

花期は5〜6月で、本年枝の先に長さ15〜20cmの円錐花序を出し、黄緑色の小さな花を多数つけます。

9〜10月には 、長さ1cmほどの半月形をした袋果が赤く熟し裂開し、中から黒い光沢のある種子が1〜2個見えます。 

ゴンズイとは変わった名前ですが、材がもろくて役に立たないところから、同じように役に立たない魚とされるゴンズイからつけられたという説があるそうです。私は子どもの頃魚のゴンズイを食べていましたが、毒で身を守らないといけないほどのおいしい魚だったので、この説はいかがなものかと思います。

春先に枝を切ると樹液があふれでるため四国や九州ではショウベンノキと呼ぶ地方もあるそうです。

写真はいずれも2011/09/18枠田