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 テイカカズラ    
キョウチクトウ科
常緑つる性木本。茎から気根を出し,樹幹や岸壁をよじ登ります。
本州以南の林内または岩場に生えており,瀬戸町では市街地を含めてどこででも見ることができます。
葉は対生。光条件によって葉の形態が変わります。林冠に達した枝の葉は長さ3〜7cm,幅1.5〜2.5cmの楕円形で全縁。表面には光沢があります。林床をはう葉は長さ1〜2cm,幅5〜10mmと小形で波状の浅い鋸歯があり,脈沿いに斑(ふ)が入ります。
花は5〜6月,枝先や葉腋に集散花序を出して白い花をつけ,クチナシの花のようないい香りを出します。
果実は袋果で,長さ15〜25cmの円柱形をしています。熟すと割れて中からタンポポのようは冠毛をもった種子が出てきて,風で飛んでいきます。
我が家では庭の塀に這わせていますが,成長が速いので,年に何度も刈らなければなりません。しかし,春先に一斉に白い花がつくと見事で全体に香ってすがすがしいです。
写真は上2008/06/09,
下2009/06/15いずれも下郷