高さ8〜15m,直径30〜50cmになる落葉高木。 中国中部原産で古くから各地で栽培され野生化しているものもあります。 瀬戸町内でも、家や畑の周辺に大きく育ったものが見られます。 葉は対生。長さ15〜30cm,幅10〜25cmと大きく,浅く3〜5裂して三角状や五角状になります。先端はとがって基部はハート形です。 花は5〜6月,葉が展開する前に枝先に大きな円錐花序に淡紫色の花を多数つけます。一つの花は長さ5〜6cmの筒状鐘形で上部は5つに裂けています。 果実は朔果。長さ3〜5cmの卵形で先端はとがっています。熟すと2つに裂けます。 材は日本の樹種の中ではもっとも軽く,木目も美しく,狂いが少ないので,昔から下駄やたんす,琴などに使われました。 成長が早いため,女の子が生まれたらこれを植えて,嫁に行くときに,箪笥(たんす)にして持たせたそうです。 写真は上2008/04/29 中,下2012/02/19 いずれも福井八幡神社 |
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