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エ ゴ ノ キ  

エゴノキ科
 
高さ7〜8mになる落葉小高木。
山麓の雑木林や山地の谷間に生えます。
瀬戸町内では,彦山と志田原の川沿いで確認しています。

葉は互生で長さ4〜8cm,幅2〜4cm。先端はとがり基部はくさび形。縁には浅い鋸歯があるか,または全縁。

花は5〜6月心枝の先に白色の花が1〜6個垂れ下がってつきます。

果実は長さ1cmほどの卵球形。8〜9月頃に熟して割れると,中から褐色の種が1個出てきます。

若い果実の果皮にはエゴサポニンという成分が含まれ,水につけると泡がでるので,石けんの代わりになります。また,これを川に流すと,魚が弱って浮いてくるので,魚とりに使ったりもしたそうです。

夏には枝先に緑色のハスの花のようなもの(左下)がつくことがありますが,これは実ではなく,エゴノネコアシと呼ばれる虫えい(虫こぶ)で,中にエゴノネコアシアブラムシという虫が入っています。

写真左上2009/05/19,
その他2009/07/30
いずれも彦山