高さ20〜60cmの常緑低木。 関東地方以西の本州,四国,九州に分布しています。 広島県では,島嶼部から沿岸部の温暖な地域の社叢(しゃそう:寺社林)や谷に生えているようですが,比較的めずらしい植物だそうです。 瀬戸町では,一番組で確認しています。 短枝が変化した鋭い刺が特徴です。刺は8〜20mmあり,葉と同長かやや長い程度です。 葉は対生。大小の2形が交互についています。長さは7〜20mm,幅は6〜12mmの卵形。縁は全縁で両面とも毛はありません。 花は4〜5月。枝先や葉腋に白色の花を2個ずつつけます。花冠は長さ1cmの漏斗形で先は4つに裂けています。 果実は核果。直径5mmの球形で,先にとがったがく片が残ります。11月に赤く熟れます。 写真は2009/03/02一番組 |