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イヌマキ    

マキ科
 
高さ20mほどになる常緑高木。

葉は互生で,長さ10〜15cm,幅5〜10mmの広線形。表面は深緑色,裏面は淡緑色。ふちは前縁で主脈が目立ちます。

樹皮は灰白色で浅く裂けてはがれ落ちます。

雌雄別株で,花期は5〜6月。雌花は長さ1cmほどの花床(かしょう)の上につきます。そして,その雌花からは緑青色の種子ができ,その下の花床は赤く熟れます。花床は甘くて,鳥が食べて種を運ぶそうです。いささかヤニくさいそうですが,人も食べることができるようです。

庭木として植えられたり,防風用の生垣として利用されています。写真の木もかつての畑の縁にあったので植えられたものだと思いますが,瀬戸町の山の中には自生しているものも見かけます。

写真は2022/10/16枠田