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イワガラミ   

ユキノシタ科
つる性の落葉高木で幹や枝から気根を出して他の木の幹にしがみつきます。
北海道から九州まで,全国の山地の林縁や林間のすき間,岩場など,やや明るいところに生えます。広島県では,島嶼部から中国山地まで広く分布しています。
瀬戸町では,彦山で樹木や岩を這い上がるように生えているのを見ることができます。
葉は対生。長さ5〜15cm,幅5〜10cmの広卵形。先はとがり,基部は円形〜浅いハート形。縁には先のとがった粗い鋸歯があります。
花は6〜7月,枝先に直径10〜20cmの散房花序を出します。白く花びらの様に見えるのは,装飾花といって,おしべやめしべを持たず,萼が大きくなった花です。これが,1枚しか無いのが本種の特徴です。よく似たツルアジサイには4枚あるそうです。
写真は上2000/05/18
下2012/06/03いずれも彦山