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ヤマナラシ   
ヤナギ科

高さ25mになる落葉高木。

日本在来のポプラです。

北海道から,九州までの日当たりのいい山地に普通に生えています。

広島県では,福山の熊ケ峰から比婆山まで広く見られますが,一カ所に多数生えていることはないようです。

瀬戸町では,枠田,一番組,志田原などで確認しています。

葉は互生,長さ7〜15cm,幅4〜8cmの広卵形,縁には波状の鋸歯があります。表面の基部に腺があります。裏面は青灰色で,はじめは軟毛が密生します。

葉柄が長いため,葉が風にそよいでザワザワという羽音がするためヤマナラシだそうです。

茎の皮目が菱形で特徴的です。

雌雄異株で,3月,葉の展開前に開花します。葉は円柱形で垂れ下がります。雌花序は熟すと裂開し,白い綿毛の生えた種子が出てきます(右下)。

写真は1段目右2012/04/15枠田
他はいずれも2012/05/05枠田