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ヤ マ モ モ    

ヤマモモ科

高さ5〜10mになる常緑高木。

関東地方南部以西の本州から四国,九州,沖縄の照葉樹林に多く,庭や公園によく植えられます。広島県では島嶼部,沿岸部に分布しています。

瀬戸町ではどこの山の中にも生えています。また,東公園には植えてあります。

葉は互生。長さ5〜10cm,幅1.5〜3cmの倒披針形で革質。先端は鋭く,基部はくさび形で,縁は全縁かまばらに鋸歯がある程度です。ところが,幼樹の葉にはギザギザの鋸歯があって,同じ種とは思えません。

雌雄異株で花は3〜4月,葉の腋に円柱形の花序を出します。雄花序は長さ2〜3.5cm,雌花序は長さ約1cmです。

果実は核果。直径1.5〜2cmの球形で,6月に紅色に熟し食べられます。私の故郷(熊本県南部)では,生でよく食べていましたが,福山では食べる習慣は無いようです。もっとも,種子が大きいので食べる部分はあんまり無いのですが・・・。高知県ではジャムにして売っていました。

写真は上,中2011/12/30志田原
     下2010/01/16彦山