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ヤマウルシ   

ウルシ科

高さ3〜8m,直径5cmほどの落葉低木。
北海道,本州,四国,九州の山地や丘陵に生えています。
広島県では,島嶼部から中国山地まで広く分布しています。
瀬戸町でもどこの山に入っても生えています。カブレの木ですから気をつけないといけません。

葉は互生。長さ20〜40cmの奇数羽状複葉で,小葉は4〜8対。小葉は長さ4〜8cm,幅3〜6cmの卵形または楕円形で先は急にとがります。表面には毛が散生し,裏面の脈状には軟毛が密生しています。

雌雄異株で,5〜6月に黄緑色の小さな花を円錐状に多数つけます。

果実は核果。直径5〜6mmの扁球形で9〜10月に黄褐色に熟します。この果実の表面に毛が密生しているのが,特徴です。
よく似たヤマハゼの実には毛がありません。

漆(うるし)塗りに使う樹液をとるウルシは別種で栽培されるものですが,瀬戸町内には無いようです。本種よりも小葉が一回り大きく,実に毛は生えません。

写真上2012/05/12彦山
中2012/05/05枠田
下2011/08/19彦山