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キ ヅ タ    

ウコギ科
常緑つる性木本。

照葉樹林(常緑広葉樹林)の林縁や林内などで樹木や岩などに巻き付いて生えます。
瀬戸町内では,山には入ればどこにでも生えていますし,市街地の樹木に巻き付いている姿もよく観察できます。斑入りで,園芸用に売ってあるものは,セイヨウキヅタという外来のもののようです。

紅葉して落葉するツタがナツヅタと呼ばれるのに対して,本種は冬も葉が枯れずに緑なので,フユヅタという呼び名もあるようです。

葉は互生。長さ3〜7cm,幅2〜4cmの三角形または五角形で,掌状に浅く3〜5裂しているものもあります。
花は10〜12月,枝先に直径2.5〜3cmの球形の散形花序を1〜数個だし,黄緑色の小さな花を多数つけます。
翌年の5〜6月には,果実が黒く熟します。

写真は上2011/12/30元枝
下2011/12/31志田原