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チ ャ ノ キ   
ツバキ科
高さ2m程になる常緑低木。
言わずと知れた「茶」の木です。中国西南部,ベトナムからインド周辺が原産地のようで日本には奈良時代に中国から入ったと言われます。はじめは薬用として利用されていましたが,鎌倉時代くらいから喫茶の習慣が広がり始めたそうです。
瀬戸町内では,各地で野生状態のものが見られますが,おそらく栽培されていたものが逃げ出したのでしょう。
葉は互生で長さ5〜9cm,幅2〜4cmの楕円形で先端は鋭く,基部はくさび形。縁には波状の細かい鋸歯があります。
花は10〜11月,直径2〜3cmの白い花がつきます。
果実はツバキとよく似ていて堅い殻に包まれています。直径は1.5〜2cmほどです。熟すと割れて,中から直径1.5cmほどの球形の種子が出てきます。
昔は田舎の方では各家庭で茶を栽培し,焙煎して飲んでいました。私の田舎の実家にも茶葉を煎るための大きい鍋がありました。煎ったらすぐむしろの上で揉んでいたようです。

写真はいずれも
2009/09/20一番組