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シナアブラギリ  

トウダイグサ科
高さ10〜12mになる落葉高木。
中国原産で種子から桐油をとるために各地で栽培されたそうです。油は印刷用インキ,ペンキ,ニス,油紙などに使用されたようです。

P戸町内では,枠田と志田原にあるのを確認しています。
葉は互生。長さ20cmほどの卵形〜広卵形。先はとがり,基部はハート形です。

花は5月,雌雄同株で雄花と雌花があるようです。枝先に円錐花序を出し,白い花がついているのは雄花序のようです。この中に雌花が混じることもあるようですが,雌花はあっても少なく,単生のことが多いようです。花びらは5〜10枚で基部に褐紫色の筋があります。

果実は堅果で直径3〜4.5cmの球形で先端が急にとがっています。10〜11月に熟しますが裂開はしません。中には種子が4〜5個入っています。

アブラギリという類似種がありますが,この実は先端がとがっておらず,まだ,瀬戸町では確認していません。

写真は上・中2010/05/08枠田
下2008/8/31志田原