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ナンキンハゼ   

トウダイグサ科

落葉高木。高さ15m、直径25cmになります。

中国原産で,各地に植えられています。また,種子が鳥に運ばれるため,瀬戸町では瀬戸川の土手など様々な場所に生えています。

ハゼの名前はハゼノキと同じようにきれいに紅葉し,種子からロウが採れることから来ているものと思われます。

葉は互生で,葉身は長さ3.5〜8cm,幅3.5〜7cmの菱形状卵形をしています。

花は7月,枝先に6〜18cmの総状花序(槍のように穂が伸びます)に黄色の小さな花がつきます。

果実は刮ハで10〜11月に褐色に裂けて白色の種子が出てきます。この白い部分は仮種皮といい,かつてはここからロウや油を取っていたそうです。カロリーが高いので鳥が好んで食べます。そして消化されなかった種子は糞に混じって排出されることで散布されます。

写真は1・2段目2019/11/18高浦
3段目2020/07/12彦山
4段目2020/11/08高浦