ふつう高さ2〜3m程になる常緑低木。大きいものでは高さ8mほどになることもあります。 岩手県以南の本州から沖縄までの海岸に分布しています。白い香りのいい花をつけるので,庭木や公園木などとして植えられます。 瀬戸町内では,林縁などで見かけることがありますが,自生というよりは,植えられたものから鳥によって種子が運ばれたものが芽を出していると考えるべきではないかと思います。 葉は互生で長さ5〜10cm,幅2〜3cmの倒卵形または長卵形で先端は丸く,基部はくさび形で葉柄に流れます。縁は全縁でしばしば裏側に巻きます。 雌雄異株で花は4〜6月,本年枝の先に集散花序を出し,直径2cmほどの白い花を多数つけます。花はとてもいい香りがします。 果実は朔果で直径1〜1.5cmの球形です。11〜12月に熟すと3裂して粘った赤い種子を8〜12個出します。 写真はいずれも2012/01/08彦山 |
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