中国原産の高さ10〜20mになる落葉高木。日本には江戸時代中期のの享保年間に導入されたといわれ、現在は街路樹や公園樹として広く植えられています。今回は枠田の谷沿いの道の脇で数本見つけました。おそらく過去に植えられたもの、あるいはその子孫でしょう。 葉は対生で葉身は4〜8cmの倒卵形、掌状の3脈があって浅く3裂します。基部は浅い心形または円形。裂片は三角形で先はとがっています。葉柄は長く2〜6cmあります。秋にはきれいに赤く色づき、とても美しいです。 花期は4〜5月で、長さ2〜3cmの散房花序に淡黄色の花が20個ほどつきます。 果実はカエデの仲間特有の翼果で長さ2cmほど。10月頃に熟します。 樹皮は灰褐色で成木では短冊状に剥がれます。 写真はいずれも2021/11/23枠田 |
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トウカエデ
ムクロジ科