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モ チ ノ キ     

モチノキ科

高さ6〜10mの常緑高木。まれに30mになることもあるそうです。

海岸に近い山地の常緑樹林内に生えるということですが,瀬戸町では今回1株だけ確認しました。

葉は互生で,長さ4〜7cm,幅2〜3cm。の楕円形で両端とも尖ります。成木の葉は全縁ですが,幼木の葉には鋸歯があるそうです。

雌雄異株で,4月に前年の葉腋に黄緑色の花を束生させます。今回確認した雄株のようで,中段の写真のように雄しべはありますが,雌しべがありません。
雌株であれば,秋に直径1cmの赤い果実をつけるのですが,確認できなくて残念です。

樹皮は灰白色でなめらかです。この樹皮をはがして,数ヶ月間水につけて腐らせ,臼で着いて「鳥もち」をとるそうです。

写真は上下段2021/03/19志田原
中段持ち帰った枝を2021/03/29自宅で撮影。