カラスザンショウ
高さ15m,直径60cmほどになる落葉高木。 本州,四国,九州の河原や崩壊地,伐採後などに生えます。広島県では沿岸部から山地まで生えているようです。瀬戸町内では,彦山に生えているのを確認しました。 葉は互生。枝の上部に集まってつきます。長さ30〜80cmの奇数羽状複葉で,葉軸に小さな刺があります。葉柄は長さ5〜20cm,小葉は7〜15対,長さ5〜15cm,幅2〜4.5cmの長楕円状披針形〜披針形。 若木の幹には短い刺がありますが,古くなると刺は無くなり,異母状突起だけが残ります。 雌雄異株で,花は7〜8月。枝先に円錐花序を出し,緑白色の花を密につけます。 果実は3個の分果に分かれます。分果は直径3〜5mmの平たい球形で,11月〜1月に熟し,裂開して光沢のある黒い種子を1個出します。 写真は上2008/05/18 下左右2009/04/12いずれも彦山 |
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