フユザンショウ
高さ1.5〜3mの常緑低木。 関東地方以西の本州,四国,九州,沖縄の林内や岩場などに生えます。 広島県では島嶼部,沿岸部から吉備高原面に点在しています。 瀬戸町内では,幼木が彦山に生えているを確認しました。 葉は互生。長さ9〜14cmの奇数羽状複葉で葉軸には翼があります。また,葉軸に小さな刺がありました(図鑑にはこの刺のことが書いてないので同定に少し不安があります。)。小葉は1〜3対と図鑑にはありますが,私が見つけたのは4対あります。小葉の長さは3〜14cm,幅1〜4cmの長楕円形または広披針形。 若い枝は赤褐色で無毛。葉柄の基部の両側に刺が対生状につきます。 雌雄異株で,花は4〜5月。葉腋に長さ2〜5cmの花序を出し,淡黄色の小さな花をつけます。 果実は2個の分果に分かれます。分果は直径5mmほどの卵球形で8月に赤く熟し,中から黒い種子が出てきます。 写真はいずれも2013/03/10彦山 |
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