フ ジ
つる性の落葉高木。 本州から九州の林縁や明るい樹林内で高木に巻き付いて生えます。 広島県内には広く生えています。 瀬戸町では,各所の林縁などで見ることができます。 葉は互生。長さ20〜30cmの奇数羽状複葉で,小葉は5〜9対あります。小葉は長さ4〜10cmの長楕円形または狭卵形で全縁。 つるは,ねじの左巻きと同じで,左に回りながら伸びていきます。 花は5月。枝先に20〜100cmの総状花序が垂れ下がり,長さ1.5〜2cmの紫色の蝶形花が多数つきます。 果実は豆果で長さ10〜20cm。表面にはビロード状の短毛が密生します。 写真上2011/05/07志田原 下左右2010/05/16彦山 |
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ヤ マ フ ジ | ||
上のフジと見分けがつくでしょうか? 瀬戸町内には,フジにそっくりなヤマフジも自生しています。 花が,フジのように細長く垂れ下がらず,ブドウの房のように先が丸く見えます。 蔓(つる)の巻き方が,何と反対なんです。上とよく見比べてください。 花の咲く時期も若干違い,こちらの方が1〜2週間早く咲くようです。なかなか見つけきれずにいましたが,今回ようやく志田原の川沿いで見つけました。 写真はいずれも2018/04/20志田原 |
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シロバナヤマフジ | ||
ヤマフジの一品種で花弁が純白なこと以外ヤマフジと違うところはありません。 園芸品種で,誰かが植えたものだろうと思っていたのですが,在来種であり四国には多いということを知り,ここに載せることにしました。 枠田には志田原に向かう道に沿って何本か生えています。純粋に野生のものかはわかりません。なぜかほかの場所では見つけていませんので。 写真は2020/04/30枠田 |