トップページへ

 樹木一覧へ
イヌガシ  
クスノキ科

高さ10mほどになる常緑高木。

関東地方南部以西の本州,四国,九州の山地のやや乾いたところに多いそうです。広島県内では,西部の沿岸部で確認されていますが,東部には記録がないようです。

今回,グリーンラインから彦山山頂へ至る道のわきに高さ約2mの若木を発見しました。

葉は互生。長さ5〜12cm,幅2〜4cmの倒卵状長楕円形です。表面は光沢があり,裏面は白色です。ヤブニッケイの葉に似ています。

雌雄異株で,花は3〜4月,小さな暗紅紫色の花が密集して付きます。このような花は日本の樹木で他にはないようです。

今回確認したのは,雌株のようで花の中心に白い柱頭が目立ちます。

果実は長さ1cmほどの楕円形〜長楕円形で10〜11月に黒紫色に熟します。

写真はいずれも
2018/04/01彦山