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ヒメヤシャブシ   
カバノキ科

高さ2〜7mになる落葉小高木。

北海道,本州,四国の丘陵から山地に分布しています。
広島県では砂防用に広く植栽され,しばしば逸出しています。
瀬戸町でも,各所に見られますが,オオバヤシャブシほどには多くはありません。

葉は互生,長さ5〜10cm,幅2〜4cmの狭卵状披針形。先端は細長くとがり,基部は丸い。縁には細かい重鋸歯があります。側脈は20〜26対あり,表面でへこみ,裏面で隆起しています。

雌雄同株で,3〜5月葉の展開とほぼ同時に開花します。雄花序は無柄で長さ4〜6cm枝先に1〜3個垂れ下がり,雌花序は雄花序より下方に3〜6個ずつつきます。

果実は堅果で,長さ1.5〜2cmの楕円形で垂れ下がり,10〜11月に黒褐色に熟します。

写真は上2012/04/08,
中,2012/05/20
いずれも彦山