ウバメガシ
高さ3〜5mの常緑高木。 福山では「バベ」と呼ばれています。 神奈川県以西の太平洋側から四国,九州,沖縄まで生えています。 本来,沿岸部や島嶼部で海風があたるような崖に生えており,鞆町の裏山にはたくさん生えています。 ただ,瀬戸町内では,生け垣や庭木として植えられたものがほとんどで,自生はないと思います。 葉は互生。長さ3〜6cm,幅2〜3cmの楕円形で厚い革質。先端や基部は丸く,上半部の縁には浅い鋸歯がまばらにあります。 果実は堅果(ドングリ)です。長さ約2cmで,殻斗(皿)は浅く,鱗片が瓦重ね状に並んでいます。 ウナギの蒲焼きなどで使う備長炭(びんちょうたん)はこの木の材で作られ,堅く,火持ちが良いのが特徴です。 写真はいずれも2011/12/30 瀬戸西団地 |
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