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樹木一覧へ

ア ラ カ シ   

ブナ科

高さ20mになる常緑高木。
幹は直径60cmほどになります。

葉は上半部にだけ鋸歯があります。
果実はドングリです。
樹皮は暗灰色です。樹液にはカブトムシやクワガタムシが来ます。
炭の原料やシイタケの原木として利用されます。

福山で最も普通の樫の木で,瀬戸町内でも各所に生えています。

福山市は気候的には本来照葉樹林帯といって、常緑の広葉樹の森林ができる地域ですが、人の活動によって、それらは刈り払われ、マツやスギ、ヒノキなどが植えられてきました。 しかし、アカマツがマツクイムシのせいで枯れたり、里山が維持されなくなったりして、落葉の広葉樹(コナラ、アベマキ、ヤマザクラなど)の林に変わってきています。そして、それらの林の下から、このアラカシやクスノキ、ナナミノキなどの常緑広葉樹が徐々に育って来ています。
このまま百年もすれば原始の森の姿に戻るかもしれません。


写真は上、下2011/09/19猪之子
中2011/11/03志田原