ウワミズザクラ
高さ15〜20m,直径20〜60cmになる落葉高木。 北海道から九州までの日当たりのよい谷間や沢の斜面などに生えます。 広島県では,島嶼部を除く全域に分布しているようです。 瀬戸町では,志田原から彦山周辺にと生えているのを確認しています。 葉は互生。長さ8〜11cmの卵形〜卵状長楕円形。先端は尾状のとがり,基部は鈍形〜円形。縁には細かくて鋭い芒状の鋸歯があります。 花は4〜5月。葉の展開後に開花します。新枝の先から伸びた長さ8〜15cmの総状花序に白い花が多数密集してつきます。その様子はまるでコップや試験管を洗うブラシのようです。 果実は核果で直径約8mmの卵形。8〜9月に赤色から黒色に熟し,食べられるそうです。果実酒にすると,香りと色が美しいともあります。 写真は上・下2010/04/08 下2008/05/18いずれも彦山 |
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