高さ2〜3mほどになる常緑低木。 北海道南部から沖縄まで分布しています。照葉樹林内に多いようですが,明るい雑木林や植林地にも生えます。 瀬戸町では,彦山の高いところを除いて,ほとんどの山中に見られます。 葉は対生。枝の上部に集まってつきます。長さ8〜15cm,幅2〜12cmの卵状長楕円形。先端はとがり,基部は広いくさび形,縁の上半部に粗い鋸歯があります。質は厚く,表面は深緑色で光沢があります。 瀬戸町の山中には斑入りの株もよく見られます。庭木として植えられていたものが逃げ出したのでしょうか。 雌雄異種で,花は3〜5月,枝先に円錐花序を出し,紫褐色の小さな花を多数つけます。 果実は核果。長さ1.5〜2cmの長楕円形または卵状長楕円形で12〜5月に赤く熟します。 写真上,中2009/05/19高浦 下2011/12/31高浦(植栽) |
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