シオグサの仲間
水路の中に生えていた糸状藻類です。すくって手に取ると,結構しっかりしていました。 顕微鏡で見ると,枝分かれは確認できません。細胞は長さ400〜500μm(0.4〜0.5mm),太さ50〜70μmと大き目です。細胞内にはピレノイドと呼ばれる緑色の粒がたくさん見られました。 以上の特徴で同定できるのではないかと思いましたが,ぴったり一致するものが手持ちの図鑑にも,ネット上の写真にもありませんでした。 それでもどこかに分類しておきたいので,シオグサの仲間としました。図鑑には枝分かれする種の写真が載っていたのですが,枝分かれしない種もあると書いてありました。細胞の様子はほぼ同じです。 近年,この仲間が川底に大発生して,アユの餌になるケイ藻が生えにくくなっている所もあるそうです。 写真は1,2段目は 2023/11/20元枝 3,4段目は同日自宅で顕微鏡撮影 |
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