ツクシナギゴケ
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竹林に挟まれた薄暗い舗装道の上に生えていました。ツクシナギゴケモドキとよく似ていますが,枝葉のつき方が,ツクシナギゴケでは「しばしば扁平につく」のに対してツクシナギゴケモドキは「まるくついて扁平にならない」とあったので,ツクシナギゴケであろうと判断しました。 大型で茎ははい,枝は斜上して長く伸びます。 葉は茎を抱くように丸くつき,乾くと茎に接しますが,縮れはしません。 枝葉は長さ約1mm,卵形~長い卵形で葉縁の全周に細かい歯があります。中肋は葉長の4/5程度で背面上端は1個の棘で終わります。 葉身細胞は線形で長さ40~50μm,幅約5μmです。 蒴柄は長さ1~2cmで,赤色,全面に乳頭があります。 宮城県以南の本州~九州に分布し,湿った地上や岩上,ときに腐木上に群生します。 写真1段目は2024/12/31猪子 他は採集個体を自宅にて顕微鏡撮影 |
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