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地中海沿岸原産の高さ50ｃｍほどになる一年生草本。 茎は直立してよく枝分かれしています。 葉は互生。２〜３回羽状複葉で，小葉は細かく切れ込んでニンジンの葉のようです。 花は他のセリ科植物と同様に茎先に散形花序につきます。花の色は白で，花弁は5枚です。花序の外側の花弁が大きく目立ちます。花序の下には，白い縁取りのある総苞がついています。 初めて見つけたとき，コリアンダー（パクチー）ではないかと思ったのですが，コリアンダーの花には総苞がないようです。またコリアンダーなら有るはずのカメムシに似た特有の臭いもまったく有りませんでした。こちらは食用ではなく，鑑賞用に導入されたようです。 まだ日本に入ってから間もないのでしょう。和名はつけられていないようですし，植物図鑑にも載っていません。 果実はヤブジラミに似た刺のたくさんついたラグビーボール状です。この刺で動物の毛や人の衣服について運ばれるのでしょう。 花期４〜６月 写真はいずれも2021/05/29 瀬戸川中州（元枝） |
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