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キツネノカミソリ    

ヒガンバナ科  ヒガンバナ属

ヒガンバナの仲間で,姿もよく似ていますが,花びらがヒガンバナほど反り返りません。色も橙色なので間違えることはないと思います。

花は8〜9月に咲きます。ヒガンバナよりはだいぶ早く,お盆前後です。花茎の高さは30〜50cmで,一つの茎に3〜5の花がつきます。ヒガンバナは種子を作りませんが,本種は黒い円盤状の種子を作るそうです。

ヒガンバナ同様,花の時期に葉はありません。葉は早春に伸び出して夏前に枯れます。

本州・四国・九州に分布しています。広島県では吉備高原面に分布し,沿岸部には見られないということですから,今回見たものが,自生のものか疑わしいのですが,沼隈の平家谷の奥で,人が入りにくい場所に百株以上はあると思われる大きな群落を見つけているので,自生の可能性は高いと思います。

写真は
上2025/08/23,
下2025/04/05いずれも一番組