ツ ワ ブ キ
本来海岸の岩の上や崖などに生える多年草です。今回グリーンラインの入り口からほどない所に数株生えているのを見つけました。おそらく,かつて植えられたものが残ったものでしょう。 フキのような丸い葉をつけ,その葉につやがあるので,「ツヤブキ」からなまってツワブキになったそうです。フキはその葉柄がよく食べられますが,本種も食用になります。春,新しく出た葉を葉柄ごと摘み取り,皮をむいて肉や魚などと煮てて食べると独特の香りがあっておいしいです。まさしく春の味です。 九州ではよく食べられていますが,本州ではあまり食べられていないようです。でも晩秋から初冬,他に花が咲かない時期に大きな黄色い花を付けるので,観賞用として庭園に植えられることが多いようです。 花期10〜12月 写真は2024/02/28志田原(グリーンライン) |