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ヤワラシダ     

ヒメシダ科

夏緑性の中型のシダ。

葉柄は17〜30cm,わら色か淡緑色。葉身は2羽状複葉深裂〜全裂。長さ30cm,幅15cm程度が普通。
下方の羽片では,基部の小羽片が小さいため細くなっています。

丸いソーラス(胞子嚢群)が,裂片の辺と中肋の中間にできます。

東北地方中部以西の本州・四国・九州で山野の道ばたや村落などにごく普通に生えます。広島県でも全域に分布しているようです。




写真はいずれも2018/12/16一番組
 
 

ハリガネワラビ            

ヒメシダ科

夏緑性。

葉柄は長さ30〜50cm,赤褐色。葉身は長さ25〜40cm,幅15〜25cm,中軸は表から見ると(2段目)緑色ですが,裏(3段目)は赤褐色をしています。下の方の羽片の基部はヤワラシダと同じように狭くなっており,一見しただけでは混同しがちです。
しかし葉の裏面のソーラスはこちらが大きく,裂片の先端まで達していないことや裂片に切れ込みが入らないことなどで見分けることができます。
また,裂片の裏側をルーペで拡大してみると(4段目),黄色い腺点がポツポツとあるのも特徴です。

本州・四国・九州で二次林などあまり深くない林にごく普通に生えます。山野の道ばたや村落などにごく普通に生えます。広島県では全域に分布しているようです。





写真はいずれも2019/08/24彦山